ユーザー管理(2)-グループの作成とグループへのユーザー追加

前回はWindowsに現在使用しているユーザー以外のアカウントを追加する方法について試してみました。ユーザーの追加方法ですが、いろいろな方法があります。下記のページでご紹介しています。

ユーザー管理(1)-Windowsユーザー追加

前回も述べた通り、ユーザーの権限によって、ファイル共有やリモートデスクトップへの接続など、Windows機能の動作が変わってきます。ユーザー自体に個別に権限を与えてもよいのですが、ユーザーが増えれば増えるほど管理がたいへんになってきます。そこで、グループという仕組みを活用します。グループを作成してその中にユーザーを追加、グループ自体に権限を与えれば、各ユーザーごとに権限を設定しなくてよいので便利です。

今回は、下記のようなユーザーを用意しました。

pro_test_001標準ユーザー
pro_test_002標準ユーザー

これらのユーザーは権限を与えてないので、下記の”Share_test_001″共有フォルダにはアクセスできません。

グループを作成して、作成したグループに各ユーザーを追加して、このグループに共有フォルダにアクセスする許可を与えることで、各ユーザーが共有フォルダにアクセスできるようにしてみたいと思います。それでは、早速、グループを作成していきたいと思います。

リモートデスクトップ(3)-リモートデスクトップを有効にするとは?

前回、リモートデスクトップに接続できない状態について調査していきました。なぜ、標準ユーザーであると拒否されるか、そもそもコントロールされるPCの権限に関わらず、リモートデスクトップ接続ができないのは、どのような状態であるのか調査することで、対応方法について考えてきました。これらについては下記のページでご紹介しています。

リモートデスクトップ(2)-接続ができない状態について

前回、リモートデスクトップを有効にする方法をご紹介しましたが、実際に有効にした際に、バックグラウンドでどのような処理をが行われているのか気になるところです。そこで、実際にバックグラウンドでどのような処理がおこなわれているのか探ってみたいと思います。

まずは下記のように、”リモートデスクトップを有効にする”を”OFF”の状態にしておきます。

リモートデスクトップ(2)-接続ができない状態について

前回はユーザー権限の違いによって、リモートデスクトップの動作はどう変わるのか試してみました。試してみた結果に関しては、下記のページを参照してください。

リモートデスクトップ(1)-ユーザー権限による違い

前回も述べたように、コントロールされるPCが”標準ユーザー”の権限では、リモートデスクトップ接続が拒否されます。なぜ、拒否されるのか、探っていきたいと思います。

また、そもそもコントロールされるPCの権限に関わらず、リモートデスクトップ接続ができなかった方もいらっしゃるかもしれません。例えば、”ユーザー名”や”パスワード”を求められる”セキュリティ”ダイアログがそもそも表示されない場合もあります。それもWindowsの設定で解決できるパターンもありますので、見ていきたいと思います。

リモートデスクトップ(1)-ユーザー権限による違い

前回、ユーザーの追加方法について、ページに記載しました。ユーザーの追加機能で、ユーザーを追加していろいろと権限を変えてみることで、ファイル共有やリモートデスクトップなどのWindowsの機能の理解を深めるのにいいなと思います。ユーザーの追加方法に関しては、下記のページを参照してください。

ユーザー管理(1)-Windowsユーザー追加

今回は、リモートデスクトップについて、試してみたいと思います。リモートデスクトップの設定方法も私はよく混乱するので、今回まとめていきたいと思います。前回、コントロールされる側のPCには、ユーザーアカウントを2つ追加してあります。両方とも、”標準ユーザー”権限となっていますが、片側を”管理者”用権限にして試してみたいと思います。

pro_test_001標準ユーザー
pro_test_002管理者

結論を述べると、”標準ユーザー”権限では、リモートデスクトップを拒否されます。そのことについて、実際に試してみたいと思います。コントロールする側のPCは、”Windows 10 pro”、”Windows 10 home”のどちらでも構いませんが、今回は、”Windows 10 pro”を使用したいと思います。

まずは、”pro_test_002″から試してみます。スタートメニューから、”Windows アクセサリ”→”リモートデスクトップ接続”を選択して、下記のような”リモートデスクトップ接続”ダイアログを表示します。(スタートメニューを右クリックして、”ファイル名を指定して実行”を選択する。”ファイル名を指定して実行”ダイアログが表示されるので、”mstsc”と入力して”OK”ボタンを押しても実行できます。)

“コンピューター名”を入力して、”接続”ボタンを押します。(名前が解決されない場合は、”IPアドレス”を直接入力します。)下記のような”Windows セキュリティ”ダイアログが表示されるので、ユーザー名、パスワードを入力して、”OK”ボタンを押します。ユーザー名には、”pro_test_002″を入力します。

下記のような”リモートデスクトップ接続”ダイアログが表示されるので、”はい”を選択します。

下記のようにリモートデスクトップに接続できました。

次は、”pro_test_001″を試してみます。先ほどのように、”リモートデスクトップ接続”ダイアログを表示、コンピューター名を入力して、接続ボタンを押します。下記のような”Windows セキュリティ”ダイアログが表示されるので、ユーザー名、パスワードを入力して、”OK”ボタンを押します。今度はユーザー名に、”pro_test_001″を指定しました。

下記のような”リモートデスクトップ接続”ダイアログが表示されるので、”はい”を選択します。

下記のように、”このユーザーアカウントはリモートログインが許可されていないため、接続は拒否されました。”と拒否されます。

このように、リモートデスクトップのコントロールされる側PCの権限の違いによって、接続できる、できないの違いが発生します。これはなぜなのか、次回以降にもう少し詳しくみていきたいと思います。

ユーザー管理(1)-Windowsユーザー追加

Windowsのユーザー管理について、共有ファイルの設定やリモートデスクトップなどさまざまなWindowsの機能に影響してきます。今回はWindowsに現在使用しているユーザー以外のアカウントを追加する方法について見ていきたいと思います。ユーザーの追加方法ですが、いろいろな方法があります。私が思いついたのは3つの方法であるので、それらを試しながらご紹介したいと思います。

そもそも、私は”Windows 10 home”では、ユーザーの追加をすることはできないと思っていました。もちろん、”Windows 10 Pro”では行えるが、”Windows 10 home”では行えない方法もあります。できる、できないもまとめていきたいと思います。

ユーザーを追加した後に、そのユーザーが”管理者”であるのか、”標準ユーザー”であるのかも設定できます。これらの設定もまた共有フォルダやリモートデスクトップなどに影響を及ぼす要因であるので、しっかりと設定できるようにしておきたいと思います。

それでは、私が思いついた3つのユーザー追加の方法を見ていきたいと思います。