リモートデスクトップ(1)-ユーザー権限による違い

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前回、ユーザーの追加方法について、ページに記載しました。ユーザーの追加機能で、ユーザーを追加していろいろと権限を変えてみることで、ファイル共有やリモートデスクトップなどのWindowsの機能の理解を深めるのにいいなと思います。ユーザーの追加方法に関しては、下記のページを参照してください。

ユーザー管理(1)-Windowsユーザー追加

今回は、リモートデスクトップについて、試してみたいと思います。リモートデスクトップの設定方法も私はよく混乱するので、今回まとめていきたいと思います。前回、コントロールされる側のPCには、ユーザーアカウントを2つ追加してあります。両方とも、”標準ユーザー”権限となっていますが、片側を”管理者”用権限にして試してみたいと思います。

pro_test_001標準ユーザー
pro_test_002管理者

結論を述べると、”標準ユーザー”権限では、リモートデスクトップを拒否されます。そのことについて、実際に試してみたいと思います。コントロールする側のPCは、”Windows 10 pro”、”Windows 10 home”のどちらでも構いませんが、今回は、”Windows 10 pro”を使用したいと思います。

まずは、”pro_test_002″から試してみます。スタートメニューから、”Windows アクセサリ”→”リモートデスクトップ接続”を選択して、下記のような”リモートデスクトップ接続”ダイアログを表示します。(スタートメニューを右クリックして、”ファイル名を指定して実行”を選択する。”ファイル名を指定して実行”ダイアログが表示されるので、”mstsc”と入力して”OK”ボタンを押しても実行できます。)

“コンピューター名”を入力して、”接続”ボタンを押します。(名前が解決されない場合は、”IPアドレス”を直接入力します。)下記のような”Windows セキュリティ”ダイアログが表示されるので、ユーザー名、パスワードを入力して、”OK”ボタンを押します。ユーザー名には、”pro_test_002″を入力します。

下記のような”リモートデスクトップ接続”ダイアログが表示されるので、”はい”を選択します。

下記のようにリモートデスクトップに接続できました。

次は、”pro_test_001″を試してみます。先ほどのように、”リモートデスクトップ接続”ダイアログを表示、コンピューター名を入力して、接続ボタンを押します。下記のような”Windows セキュリティ”ダイアログが表示されるので、ユーザー名、パスワードを入力して、”OK”ボタンを押します。今度はユーザー名に、”pro_test_001″を指定しました。

下記のような”リモートデスクトップ接続”ダイアログが表示されるので、”はい”を選択します。

下記のように、”このユーザーアカウントはリモートログインが許可されていないため、接続は拒否されました。”と拒否されます。

このように、リモートデスクトップのコントロールされる側PCの権限の違いによって、接続できる、できないの違いが発生します。これはなぜなのか、次回以降にもう少し詳しくみていきたいと思います。