PCを無線ルーター化(3)(dhcp-server編)

PCを無線ルーター化(1)でお話しましたが、PCを無線ルーター化には、下記の3点の導入・設定が必要です。

導入・設定したもの

  1. hostapdの導入
  2. isc-dhcp-serverの導入
  3. ipforwardの設定(ufwから設定)

今回からはisc-dhcp-serverの導入・設定に取り組んでいこうと思います。

2. isc-dhcp-serverの導入

まずは、isc-dhcp-serverをインストールする前に、ネットワークの設定をします。

sudo gedit /etc/network/interfaces

下記の内容を追記します。

allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet static
address 192.168.110.1
netmask 255.255.255.0

続いて、isc-dhcp-serverをインストールします。

sudo apt-get install isc-dhcp-server

isc-dhcp-serverの設定ファイルを変更します。

sudo gedit /etc/dhcp/dhcpd.conf

下記の内容をコメント化します。

PCを無線ルーター化(2)(hostapd編)

PCの無線ルータ化 hostapd編の続きです。前回の内容はコチラから参照できます。

PCを無線ルーター化(1)(hostapd編)

前回、hostapdの動作確認を実施しましたが、私の場合、残念ながらエラーが発生しました。その際に実施した対処方法は次の2点になります。

  1. 無線機器のソフトブロックの無効化
  2. 無線子機の無効化

1. 無線機器のソフトブロックの無効化

まずは、WiFiをOFFの状態にします。

sudo nmcli nm wifi off

次に、無線子機の状態を確認します。

sudo rfkill list

すると、下記のような情報が表示されます。

0: phy0: Wireless LAN
Soft blocked: yes
Hard blocked: no

Soft blocked: yesとなっているので、このブロックをアンブロックします。

sudo rfkill unblock wifi

また、無線子機の状態を確認してみましょう。

sudo rfkill list

すると、下記のような情報に変更されていればOKです。

0: phy0: Wireless LAN
Soft blocked: no
Hard blocked: no

※Soft blocked: yesは、無線子機がディアクティベートされている状態(再アクティベートできる状態)です。

2. 無線子機の無効化

NetworkManagerで無線子機を管理しないように設定します。

PCを無線ルーター化(1)(hostapd編)

PCの無線ルータ化をしようと思います。

  • OS:ubuntu14.04
  • 無線子機①:BUFFALO WLI-UC-GNM
  • 無線子機②:BUFFALO WLI-UC-G301N
    ※2種類の無線子機で試してみました。

導入・設定したもの

  1. hostapdの導入
  2. isc-dhcp-serverの導入
  3. ipforwardの設定(ufwから設定)

1. hostapdの導入

まずは、hostapdのインストールします。

sudo apt-get install hostapd

hostapdの最新版をダウンロードします。(hostapdのバージョンが古い為です。)

wget http://w1.fi/releases/hostapd-2.4.tar.gz

(ホームページを開いてダウンロードしても構いません)

hostapd‐2.4.tar.gzを解凍します。

tar xvf hostapd-2.4.tar.gz

(圧縮ファイルの中身はコンパイル前のデータになるので、コンパイルをする必要があります)

コンパイルに必要な環境をインストールします。

sudo apt-get libnl-genl-3-dev libssl-dev

hostapdの最新版をコンパイルします。

Ubuntu ファイアウォール設定

Ubuntu14.04をインストールしたPCの

ファイアウォールの設定です。

Linuxでは、Netfilterというファイアウォールの

仕組みが備えられていて、iptablesで設定を実施します。

ただ、iptablesでの設定は、面倒なので、ufwを

使用しようと思います。

ufwのインストールコマンド

$sudo apt-get install ufw

※Ubuntu14.04では、既にインストール済みであると思われます。

ufwの有効化コマンド

$sudo ufw enable

ufwの無効化コマンド

$sudo ufw enable

ufwの状態確認コマンド

$sudo ufw status

※ポートの開放状態を見る事ができます。

通信の許可

$sudo ufw allow 22

$sudo ufw allow SSH

※allowの後に入力する値としては、サービス名でも

ポート番号でもどちらでも構いません。

通信の拒否

$sudo ufw deny 22

$sudo ufw deny SSH

※denyの後に入力する値としては、サービス名でも

ポート番号でもどちらでも構いません。

とりあえず、ポート番号22(SSH)とポート番号80(HTTP)を

許可しておきました。

ubuntu14.04インストール

Ubuntu14.04インストールを実施。

私の場合は、以前、購入した日経Linuxの付録DVDを

使用して、まずは、Ubuntu13.10をインストール。

その後、ソフトウェアの更新を実施する事で、

Ubuntu14.04にしました。なぜ、わざわさそんな方法を

を選んだのかって?単にDVDにUbuntuをコピーするのが

めんどくさく感じたからです。とくにそれ以上の理由は

ありません(笑)。ソフトウェアの更新は2回目の際に、

Ubuntu14.04のアップデートなります。1回目は、

Ubuntu13.10内ののアップデートとなります。

これから、Ubuntu14.04を使用して、いろいろとやって

みようと思います。

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2015年3月30日 | カテゴリー : Linux | タグ : , | 投稿者 : net_sec