Linuxのデーモンについて(2)

前回のLinuxのデーモンのお話の続きで、

今回は、ランレベルとは何なのか?考えていきたいと

思います。

ランレベルとは、Linuxの動作モードです。

0~6の番号があり、Linuxの動作モードが

定義されております。

0:システムを停止するモード
※シャットダウン

1:シングルユーザーモード
※rootがメンテナンスを行うときに利用

2:マルチユーザーモード
※Ubuntuでは、通常「2」を利用

3:マルチユーザーモード

4:マルチユーザーモード

5:マルチユーザーモード

6:システムを再起動を行うモード
※リブート

2~5は同じモードとなっていますが、

上記に示した例は、Debian系のLinuxの

場合のものとなります。

RedHat系Linuxの場合は、2~5のモードは

各々違うモードとなっております。

UbuntuはDebian系のLinuxです。

apacheやhostapdの場合、インストールを

実施すると、2~5のモードがONの状態に

なっているので、2~5のモードをOFFに

する事で、起動時にデーモンが立ち上がらない

ようにする事ができます。

Linuxのデーモンについて(1)

Linuxを使用していると、よくデーモンという

言葉が出てきます。デーモンとはなんなんでしょう?

デーモン(daemon)とは、Linuxを立ち上げた時に

自動で起動して、バックグラウンドで稼動し続ける

プログラムの事を言います。例えば、apacheも

通常デーモンとして動作させています。前回、

お話させて頂いたhostapdやisc-dhcp-serverも

通常デーモンとして動作させます。

下記のコマンドで起動デーモンの確認ができます。

$ps ax

ではでは、動作を停止させる為にはどうしたら

よいのかというと、Ubuntuの場合は、sysv-rc-confを

使用すると便利です。

sysv-rc-confのインストールは下記のコマンドで行います。

$sudo apt-get install sysv-rc-conf

sysv-rc-conf下記コマンドで実行します。

$sudo sysv-rc-conf

ランレベルによって制御されており、チェックボックスを

外すと無効化されます。

それでは、ランレベルとは何なのか、次回お話します。