無線LAN解析(3)ーセキュリティの種類ー

無線LANのセキュリティには、WEPとWPAがあります。
※WEPは、Wired Equivalent Privacyの略です。
※WPAは、WiFi Protected Accessの略です。

WEPの場合は、無線LAN解析を実施する場合、
パケットをどれだけ集められるかで、状況が
変わってきます。

実際に、無線LANセキュリティがWEPの場合の
解析を実施してみると、3万パケットで解析できる
ものもあれば、5万パケット必要なものもあります。

WPAは、WEPより強固なセキュリティと
なっております。WEPのようにパケットを集めれば
解析できるわけではありません。

WPAの場合は、パスワードが記載されている
辞書を用意して、パケットに含まれている情報と
比較する事で、解析を実施します。用意した
辞書に対象APのパスワードが含まれていなければ、
パスワードを解析する事ができません。
どんな辞書を用意するかが重要となってきます。

では、無線LANセキュリティがWEPの場合から
無線LAN解析を試していきたいと思います。

ルーター化したPCをターゲットとしますが、
前回の設定では、無線LANセキュリティの設定が
WPAとなっているので、WEPに変更します。

※PCのルーター化に関してはコチラ>>
PCを無線ルーター化(1)(hostapd編)

下記コマンドを実行して、ファイルを編集します。
sudo gedit /etc/hostapd/hostapd.conf

interface=wlan0
driver=nl80211
logger_syslog=-1
logger_syslog_level=2
logger_stdout=-1
logger_stdout_level=0
ctrl_interface=/var/run/hostapd
ssid=WEP
ignore_broadcast_ssid=0
country_code=JP
hw_mode=g
channel=11
beacon_int=100
dtim_period=2
max_num_sta=255
rts_threshold=2347
fragm_threshold=2346
macaddr_acl=0
auth_algs=3
wep_default_key=0
wep_key0=”abcde”

これで、ルーター化したPCの無線LANセキュリティを
WEPに変更完了です。

参考書籍

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